続々WBC2013

 WBCは第2ラウンドが終了。残ったのは日本、オランダ、ドミニカ、プエルト=リコの4チームである。アメリカや韓国、キューバがいないのは驚きと言えば驚きだが、まあ短期決戦なら色々なことがあっても不思議はない。むしろ日本とドミニカがきちんと生き延びていることに感心すべきなのかもしれない。
 残った4チームの成績を見ると、まず打撃では日本がトップだ。第2ラウンドに入ってからの大量得点でいきなり成績が急上昇している。OPSは日本が0.843で、以下ドミニカ(0.811)、オランダ(0.771)、プエルト=リコ(0.598)。SecAでも日本(0.323)、ドミニカ(0.271)、オランダ(0.269)、プエルト=リコ(0.192)と並びは一緒だ。日本vsプエルト=リコは日本が圧倒的優位、オランダvsドミニカではドミニカが多少優位ってとこか。
 投手陣でも日本が強いが、指標によってはドミニカもいい。FIPなら日本(2.27)、プエルト=リコ(3.25)、ドミニカ(3.59)、オランダ(6.28)。一方WHIPならドミニカ(1.07)、日本(1.15)、プエルト=リコ(1.31)、オランダ(1.54)となる。いずれにせよ日本vsプエルト=リコは日本が、オランダvsドミニカではドミニカが優位だ。
 つまり確率で言えば日本とドミニカが決勝を争う可能性が高いとみられる。だが何しろこれはトーナメントの一発勝負。特に野球は必ずしも実力が結果に反映されるとは限らない試合が多いスポーツであり、運不運でどちらに転ぶか分からない。これからは実力もさることながら運も問われる展開になるだろう。
 
 ついでに既に敗北したチームの指標を見てみよう。SecAではオランダに連敗したキューバが実は最も高く0.348。OPSも0.991と日本を上回っていた。ピッチングでもFIPは3.70とオランダよりいい。これでなぜオランダに連敗するのか不思議でたまらないのだが、これが短期決戦の妙ってことだろう。ベネズエラも打撃はいい(SecAが0.323、OPSが0.843)が、こちらは投手が弱い(FIP4.77、WHIP1.58)のでまだ敗北した理由も想像がつく。
 投手がいいのは韓国(FIP2.54)とメキシコ(同3.24)。ただ韓国は打撃が絶不調(SecA0.175)だったのが敗因だろう。メキシコは打撃もそこそこ(同0.206)。両国とも投手陣のBABIPが悪かった(韓国は0.348、メキシコは0.402)のが特徴であり、投手陣の不運が第1ラウンドでの敗北をもたらしたようだ。日本投手陣もBABIPは悪い(0.372)んだが、そもそもの実力と途中からの打撃復活でこの不運を乗り越えてきた。
 打撃が酷かったのは中国(OPS0.410)やブラジル(SecA0.061)。これらのチームと同組に入ったのは日本にとって幸運だった。投手陣がダメだったのは台湾(FIP5.45)やスペイン(同5.66)なんだが、オランダのFIPはこの両国より酷い。改めて、なぜ第2ラウンドを勝ちあがれたのか、不思議でならないチームだ。
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