けが人2012

 けが人関連の指標であるAdjusted Games Lostの2012年分がまとまった"http://www.footballoutsiders.com/stat-analysis/2013/2012-adjusted-games-lost"。New Englandは74.7で全体19位。このチームにしちゃ随分といい数字である。何しろ2011年は97.5のリーグ30位だったし、それ以前もリーグどん底付近が珍しくなかったのだから、19位であっても躍進と言えるだろう。
 それでも半分より下だし、リーグ平均(64.5)より悪いのは同じ。毎年のことであるが、けが人に足を引っ張られながらの戦いがこのシーズンもまた行われたことになる。なお他のプレイオフチームを見るとSuper Bowlに行ったところはBaltimoreが13位でSan Franciscoが1位、Atlantaが11位なのでChampionship4チームの中で最もけが人に苦しんでいたのはNew Englandってことになる。プレイオフ12チームの中でもけが人の多さでは4番目だ。
 困ったことに最近は年ごとにAGLの変動が少なくなっているらしい。前年AGLが悪かったチームは今年も悪い傾向が強まっているそうで、確かにNew England以外にもGiants(2011が26位、2012は25位)とかIndianapolis(同28位と30位)、Carolina(同31位と20位)など連荘でけが人に苦しめられたチームがある。逆にBaltimoreやSan Francisco、New Orleans、Miamiなどは連続でリーグ平均以下のけが人にとどまっている状態だ。2012年はけが人とチームの成績の相関性も高かったようで、New Englandにとってはあまりいい傾向ではない。
 正直、Belichick体制が続く限りこの数値が長期にわたって好転することは期待薄だろう。たまたまけが人の少ない年が出てくるか、あるいはBelichick自体がクビになるとかしない限り、基本的にけが人というハンデを背負ったシーズンを今後も強いられると考えるべき。それだけにスタメンもさることながらバックアップの充実も必要なはずだが、DBのようにそもそもスタメンすら足りないポジションについてはよほどうまくてこ入れしない限り状況は容易に好転しないだろう。パスディフェンス崩壊は今後もまだ続く可能性がある。
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