KCのトレード

 Kansas CityとSan Franciscoの間でSmithのトレードが決まったとの情報が流れている"https://twitter.com/JayGlazer/status/306809954638123008"。Kansas City側から見ればCasselをSmithに換える格好だが、Football Outsidersでは「直近2年間はともかく、キャリア全体で見ればSmithは必ずしもCasselよりよくはない」"http://www.footballoutsiders.com/extra-points/2013/chiefs-trade-alex-smith"と指摘している。確かにどちらも2005年ドラフト組であるこの2人のキャリア全体におけるNY/A+を見ると、Smithの89に対してCasselは92、ANY/A+も92と94でCasselの方が高い。
 さらにHarbaugh配下のSmithはBelichickとMcDaniels配下のCasselと似ているとも書いている。「魔法の杖」を持つコーチの下にいたQBの成績がインフレを起こしているとの指摘だろう。実際、Smithの成績を見るとHarbaughが来る前の2010年まではNY/A+が86、ANY/A+も86だったのに対し、直近2年間は97と106になっておりやたらと高い。同じくCasselもNew England時代の101、104に対し、Kansas Cityでの成績は88、91だ。Smithほどドラスチックではないが、BelichickのチームもQB成績のインフレを起こす能力を持つ可能性がある。
 でも、同じことはAndy Reidにだって言える。新しいKansas CityのHCになった彼のPhiladelphia時代の成績は、彼もまた「魔法の杖」を持っていることを示す一例だ。たとえばMcNabb。Phillyでの彼の成績はNY/A+が100、ANY/A+が107だったのに対し、その後の成績は94と94だ。逆にVickはAtlantaで91、95だったのが、移籍後は108と107。HarbaughほどではないがBelichick程度はQBの成績を引き上げる能力がある、と見ることもできる。
 問題はSmithの成績がMcNabbやVickに比べても低い点にある。「魔法の杖」がない時のANY/A+はMcNabbの94、Vickの95に対してSmithはたった86。まあこの時期のSmithは年齢的にもまだかなり若かったし、成長途上だったことを割り引く必要はありそうだが、それにしても低すぎることは間違いない。ReidならSmithに合ったシステムを構築してくれる可能性は高いと思うが、それでも直近2年間より成績が下がるリスクは十分にありそうだ。
 それでもKansas Cityはドラフト1位指名権ではなくトレードでQBを得る必要があると判断した訳で、つまりそれだけ今年のドラフト対象QBのレベルが低いと思われているんだろう。今年のところは「つなぎ」としてジャーニーマンを使い、フランチャイズQBの入手は来年以降に賭けるチームも出てくるかもしれない。
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