まだSuperbowlは残っているが、既に30チームは来シーズンをどうするかがテーマとなっている。FAやドラフトが来る前にまずどのポジションの強化が必要か、それぞれ検討を深めている局面だろう。もちろん最も重要なのはQBだ。QB問題を考えずに済むチームもあるが、ダメなQBを持つチームにとっては最大のテーマだろう。
Kansas City Matt Cassel (8年、94) Brady Quinn (6年、77) Jacksonville Blaine Gabbert (2年、76) Chad Henne (5年、90) Cleveland Brandon Weeden (1年、88) Colt McCoy (3年、86) Arizona Kevin Kolb (6年、90) John Skelton (3年、75) Ryan Lindley (1年、48) Buffalo Ryan Fitzpatrick (8年、90) New York Jets Mark Sanchez (4年、87) Tim Tebow (3年、92) Greg McElroy (2年、60) Minnesota Christian Ponder (2年、85)
この他にPhiladelphiaはベテランVickが99で落第だが、新人のFolesが90でギリギリ合格点。MiamiのTannehillは91、St. LouisのBradfordが90、ChicagoのCutlerは101で、このあたりもギリギリ。もしこの4チームまで先発交代対象に含めれば最大11チームが対象になり得る計算だ。
一方、今年のドラフトはQB不作と言われている。NFL.comのモックドラフト"
http://www.nfl.com/draft/2013/mock-drafts "では1巡で指名されると見られるQBは多くて2人。指名する可能性のあるチームとしてはKansas City、Oakland、Arizona、Buffaloしか名前が挙がっていない。Jax、Cleveland、Jets、Minnesota、Philly、Miami、St.Louis及びChicagoと、多くのチームは指名があるとしても2巡以降になっている。
もちろんドラフト以外にQBを手に入れる手段はある。おそらくAlex SmithとMatt Flynnは市場に出てくるだろうし、QB不足のチームの中にはこのあたりの選手に手を出すところもあろう。それでもQBのニーズに対して供給が少なくとどまる可能性は高い。となるといくつかのチームは不満を抱えながら現在のQBを継続して使用することになるのだろうか。
先発がまだ新人であるチーム(Cleveland、Philadelphia、Tannehillなど)とか、契約関連で切るに切れないチーム(Jets)などは、需給とは別に現在のQBを続けて使う決断をする可能性もある。MinnesotaはPonder自身の成績はともかくチームがプレイオフに到達してしまったため、あまりQBを代える切迫感には迫られていないだろう。Cutlerなどはまだ過去の栄光の残影で生き延びられるかもしれないし、Bradfordにはまだ期待感が残されているように見える。
逆に言えば、来シーズンは実力不足としか思えない先発QBが多数残ってプレイを続ける可能性が高いってことだ。もちろんその中からは、成長を遂げて先発にふさわしい実績を残すヤツが少数ながら出てくることだろう。でも大多数はやはり先発失格の成績しか残せまい。今シーズン、埋めるべき穴を埋めたチーム(WashingtonとかSeattleとか)は自らの幸運を喜ぶべきだろう。
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