NFL week3

 NFL第3週終了。昨年、AFC4強の座からIndianapolisが滑り落ちたが、今年はさらにNew EnglandとPittsburghが負け越しており、いよいよ00年代が遠ざかっている様子が実感できる。いやもちろん3試合の時点で決め付けるのはまだ早いものの、スタッツ関連のサイトを見ても旧NFC4強の凋落ぶりはなかなか見事だ。
 Football OutsidersのDVOAランキング"http://www.footballoutsiders.com/dvoa-ratings/2012/week-3-dvoa-ratings"ではPittsburghが驚愕の28位。まさか最初はそんなに下にいると思っていなかったのでいくら探しても見つからないのに首をかしげたほど。特にディフェンスのVOA20.4%、全体29位ってのは単に試合数が少ないために起きた偶然の結果ではないか、とでも思わないと納得できそうにない。
 一応勝ち越しているSan DiegoもランキングはIndianapolisより下の22位。オフェンスが-10.9%の21位と、こちらも過去の栄光を知っている立場から見ると目を覆いたくなる状況だ。Riversの成績はDYARが37で全体20位、DVOAは-5.8%ということで、実に凡庸な数字でしかない。BradyやRoethlisbergerがまだ上位に踏ん張っているのと比べると、本気でRiversのガソリンタンクは空になってしまったと考えるべきなのかもしれない。
 そのBradyの率いるNew Englandだが、順調にディフェンスの化けの皮がはがれつつある。ディフェンスVOAは4.7%の19位と、例年のポジションに接近中。オフェンスは22.4%の2位とまだ頑張っているわけで、つまるところ今年も見飽きた光景を見せられていることになる。全体9位という位置は旧AFC4強の中ではもっともまともであるが、それより上にBuffaloがいるのを見せられると、やはりかつての面影はない。
 Pro-Football-ReferenceのSRS"http://www.pro-football-reference.com/years/2012/"を見ると、こちらは逆にPittsburghがまだ健闘中。しかしNew EnglandとSan Diegoは地区トップにすら位置していないわけで、やはり旧AFC4強の崩壊ぶりは見て取れる。一方、好調なのはHoustonやAtlantaなど。うん、時代が変わっていることがよく分かる。
 
 あと、ここまでANY/Aでトップを走っていたGriffinはさすがに成績低下。一気に10位まで落ちた。代わりにトップに立ったのはSchaub(8.0)で、その後にFlacco、Ryan、Eliなどが続くのだが、注目すべきは5位のKevin Kolbだ。ついでに彼はFootball OutsidersのDVOAでもRyanに次ぐ2位につけている。昔から注目といいながらずっとダメだった彼が、ここに来てようやく花開いた、と言えるかどうかはもうしばらく様子を見る必要があるだろうけど。
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