NFL week2

 統計的分析は母数が少ないとあまり役に立たない。NFLはまだ各チームとも2試合しか終えていない状態であり、この時点でのスタッツ分析も数字は信頼できないと見るべきだろう。でもおもしろいから見てみるか。
 Pro-Football-ReferenceのSRS"http://www.pro-football-reference.com/years/2012/"でトップに躍り出ているのが1勝1敗のSeattle。2番手のWashingtonも1勝1敗だし、AFCでトップを走るDenverも1勝1敗と、なぜだか土のついたチームの評価が高い。そして最も評価の低いチームもこれまた1勝1敗(Indianapolis)だ。母数の少なさが色々と影響を及ぼしていることが分かる。
 Football OutsidersのDVOAランキング"http://www.footballoutsiders.com/dvoa-ratings/2012/week-2-dvoa-ratings"も傾向は似ており、上位10チームのうち6チームは1勝1敗だ。Arizona相手にホームの試合を落としたNew Englandも、VOAで見て全体2位につけているわけであり、評価は悪くない。逆に勝者であるArizonaの方がランキングは24位と厳しいくらいだ。
 すごいのはWasingtonのGriffin。2試合経過時点でもANY/Aは8.9でまだリーグトップを走っている(2位はRyanの8.7)。他にも上位陣にはNewton、Ponder、Bradford、Sanchezなど若手が続々と名乗りを上げている。逆にいつもなら上位に名前を並べている連中はBradyが6.6の15位、Roethlisbergerが6.4の17位、Manning兄が5.6の20位、Breesが5.3の22位、Rodgersが5.2の25位と中位から低位にさまよっている。もちろんこれも母数の少なさに影響されている面があるはずだが、上記の面々のうちRodgers以外は30代になっていることを考えると、何人かはこのままの成績が続くかもしれない。
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