1809年戦役の初期、親衛隊がまだスペインからの移動途上にあったためナポレオンはヴュルテンベルク王国の部隊に自らの護衛を命じた。4月19日、護衛任務に当たっていたヴュルテンベルク王国のルイ公猟騎兵連隊は帝国司令部と伴にフォーブルクに到着。終日苦労して行軍した彼らは何とか食糧を手に入れることはできたが、一つ問題があった。
「しかし、彼らの乗馬に与える飼い葉が問題だった。幸運なことにナンスーティ師団向けの飼い葉を積んだ飼料運搬車が広場に止まっており、ルイ猟騎兵連隊にとって絶好のターゲットになった。各車両は胸甲騎兵が護衛についていたため、猟騎兵は初歩的なフランス語を話せる者をフランス兵の気を逸らせるために送り出し、その間に同国人が車両の下に潜り込み、穀物の入った帝国製の重い袋を切り裂いて中身をヴュルテンベルク王国製の袋に詰め替えた」
John H. Gill "With Eagles to Glory" p137-138
ちゃっかりしているというか何というか、まるで安物のテレビドラマか漫画のような話だ。
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