1991-2011QB

 Football Outsidersのスタッツについて1991シーズンの分がまとまったようだ"http://www.footballoutsiders.com/dvoa-ratings/2012/1991-dvoa-ratings-and-commentary"。この年のWashingtonは実は2007シーズンのNew Englandよりも強かったというのが結論のようだが、それはそれとしてこちらではいつものようにQBの成績について遡った分も反映させよう。もちろん2011シーズンの分も含め、DYARとDVOAをそれぞれ調べてみた。
 計21シーズン分をまとめてみても、やはりManning兄がトップにいるのは変わらない。彼のDYARは昨シーズン全くプレイしなかったため、その前にまとめた数字と同じ21091、DVOAは31.8%だ。問題は2位で、実は2011シーズンはBradyにとって記念すべき年だったことが分かる。彼はこの年までに合計14640のDYARを積み上げ、Favre(14408)をかわしてManningに次ぐ2位に浮上したのだ。またDVOAでは28.7%に達してYoungの27.6%より上に来ている。試合に関しては最後に負けたものの、彼の成績にとってはいい年だった。
 DYARではBreesも12198と1万超に乗せ、これで4人が1万超となった。Youngは1991シーズン以降で計9069。1990年以前の彼はプレイ回数が少なかったりTampa Bayで酷い成績だったりと冴えなかったため、トータルで1万に乗せるくらいが精一杯かもしれない。それに次ぐのはRivers(7594)、Marino(7441)、Aikman(7391)となっているので、Marinoはキャリア全体の1万超は確実だろう。Aikmanはおそらく無理であり、Elway(4970)は微妙なところか。
 現役の若手では実質7年のRivers、同じく7年で5702のRodgers、6年で6250のRomoあたりが将来の1万超えを期待できる。Roethlisberge(6947)は怪我でキャリアが短くならなければ届きそう。Palmer(6404)はこれからの頑張り次第ってところか。もっと若い連中の中ではRyan(4465)が現時点でトップクラスだが、後は今ひとつ。
 
 上位ではなく下位を見ると、Alex Smithが昨シーズンの珍しく堅実な成績のおかげでRussel(-1021)よりDYARの成績が上(-1017)になった。個人的にはSmithの成績はたまたまインターセプトが少なかったおかげだと思っているので、来年になったらまたRusselに抜き返されている可能性も十分にあると思う。一方、Gabbertは1年で-1009のDYARを記録。2002年にCarrが記録した-1113には及ばなかったものの、エキスパンションでもないチームでこれは拙いだろう。ちなみに1991年に最も悪かったのはJeff Georgeの-590。
 最近20年での3大最悪QBは8年でDYAR-1634を積み上げたMirer、13年ものキャリアを持っているがトータルのDYARは-1624のDilfer、そして実質3年でクビになったLeafの-1563などがある。Gabbertは少なくとももう1年はチャンスを与えられそうな感じだが、そこであと-500ほどDYARを積み上げれば、堂々彼らと同じ水準まで到達することになってしまう。-500なんて普通はそうそう出ない数字(年に1人とかその程度)なんだけど、果たしてGabbertは大丈夫だろうか。
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