続FOA2012

 Football Outsiders Almanac 2012について続き。例年のことだが2012シーズンの予想をまとめてみた。去年の予想では地区優勝を4つ、プレイオフ出場は8チームを的中させていた。ほとんどその前の年と同じメンツを予想した割には的中率が高かったと見るべきか。さて今年はどうだろう。まずAFC東から予想勝利数を見てみよう。
 
New England 12.0
Buffalo 9.7
New York Jets 9.2
Miami 6.9
 
 Buffaloに何が起きるんだと思わされる結果だが、まず重要なのはこの地区の対戦スケジュールが異常にに楽であること。Manningが消えたAFC南と、相変わらずのNFC西を相手に計8試合が組まれているわけで、スケジュールの厳しさで言えば最も大変なJetsですらリーグ21位、Buffaloに至っては29位だ。またFitzpatrickの成績がBuffaloに来て以降は右肩上がりの傾向にあるのもプラス材料と見られている。ディフェンス側の強化が功を奏すればワイルドカードを狙えるチームになるんだそうだ。次はAFC北
 
Pittsburgh 10.1
Baltimore 9.2
Cincinnati 8.8
Cleveland 5.1
 
 こちらは安定した順番だ。スケジュールの厳しさはチームごとに結構違いがあるが、でも基本はこれまでと同じパターンが繰り返されている。Clevelandは復活から13年が経過したが、その勝率は最近のエキスパンションチームの中ではTampa Bayに次いで低く、プレイオフ出場はたった1回とこちらは最低水準だ。一方、ディフェンスの若返りが進むPittsburghは引き続き強者でいられそう。つまり、今の力関係はまだしばらく固定されたままってことか。次はAFC南。
 
Houston 8.8
Tennessee 7.5
Jacksonville 6.1
Indianapolis 6.0
 
 全般にスケジュールが厳しめなうえ、今まで強豪として君臨してきたIndyが完全再建モードに入っているため、レベルは低い。サラリーキャップの関係で緊縮財政を強いられ、これまでチームを支えてきたパスオフェンスの高齢化が進むHoustonが、それでも他チームのもたつきや落ち込みのおかげで地区連覇ができそうなくらいだ。とはいえGabbertに賭けざるを得ないJacksonvilleを除けば未来への希望が描けそうなチームが多い点はプラス材料か。次はAFC西。
 
Denver 8.3
Kansas City 8.3
Oakland 6.9
San Diego 6.8
 
 「幸運な指揮官を好んでいたナポレオンならとうの昔に彼をクビにしていただろう」(p225)と言われるHCにいつまでも仕事をさせている某San Diegoも、Indyに続いてAFC4強の一角から滑り落ちそうだ。2011シーズンから始まったディフェンスの崩壊に加え、主力となっているRiversやGatesの年齢はそろそろ下り坂に入る時期。スケジュール的にはどのチームもかなりきついが、相対的にまだ楽なKansas Cityか、Manningを手に入れたDenverあたりが有利と見られている。次はNFC東。
 
Philadelphia 8.6
New York Giants 8.3
Dallas 7.5
Washington 6.8
 
 GiantsとDallasが異様に厳しいスケジュールになりそうな一方、PhiladelphiaとWashingtonはリーグ平均並みで過ごせそう。Philadelphiaの方がGiantsより予想が上に来ているのはFOAがPhilly好きだから、かもしれないが、一応はやさしいスケジュールやオフェンスのタレントレベル、ディフェンスの向上が期待できるといった理由もあるようだ。一方でDallasはスケジュールの厳しさに加え、OLを無視し続けてきたドラフトの失敗が響くと見られている。オーナーのGM兼務が原因だろうか。次はNFC北。
 
Green Bay 11.1
Chicago 10.2
Detroit 7.5
Minnesota 6.4
 
 スケジュールは全般に楽であり、Green Bayの成績がこうなるのも想定の範囲だろう。ディフェンスについてはパスラッシュさえ改善すれば2010シーズン並みになるとか。ChicagoとDetroitは鏡のような関係で、けが人が減れば成績アップが期待できるChicagoに対し、昨年の成績向上が良すぎたDetroitは「平均への回帰」に見舞われる可能性があるようだ。厳しいのはパス全盛のこの時代にグラウンドゲーム向けのチームをつくろうとしているMinnesota。次はNFC南。
 
Atlanta 9.9
New Orleans 9.1
Carolina 8.4
Tampa Bay 7.1
 
 いつの間にかNFCのパワーハウスと呼ばれるようになったこの地区。注目は報奨金問題で様々なペナルティを食らったNew Orleansだが、最も影響を及ぼす可能性があるのは実はGMのLoomisがシーズン半ばまで仕事をできない点だという。怪我の多いスポーツだけにシーズン中も絶えずロースターを補充する必要があり、GMがその役目をどこまでうまく果たせるかがシーズン終盤からプレイオフにかけて大きな影響を及ぼすためだ。それでも実力はあるだけにあまり成績は落ちないと見られている。最後にNFC西。
 
San Francisco 7.2
Seattle 7.2
Arizona 5.9
St. Louis 4.9
 
 また負け越し地区優勝予想ですかい。といっても中身を見る限り、それほど悲観的なわけでもない。San FranciscoについてはHarbaughの柔軟なアプローチが功を奏すればもっと良くなる可能性を匂わせているし、SeattleについてもFlynnが本物なら十分にまともな地区優勝を狙えるとしている。そのあたりの希望的観測が外れればまたもリーグ最低の地区として名を馳せる可能性もあるわけだが。取りあえずAlex Smithが本当に成長したのかどうかに注目しておこう。
 
 なおプレイオフ予想は以下の通り。
 
AFC
New England
Pittsburgh
Houston
Devner
Buffalo
Baltimore
 
NFC
Green Bay
Atlanta
Philadelphia
San Francisco
Chicago
New Orleans
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