日記ならぬ週記である。
アメフト漫画の早売りは読んだが試合がなかったので特に感想なし。
先週と同じように次の試合(@Minnesota)に関する詳細な分析をやることも考えたが、面倒なのでパス。Football Outsiders"http://www.footballoutsiders.com/"の個人成績の部分にMNFの結果が反映されていないのも理由の一つだ。とりあえずチーム成績だけ見るとNew EnglandはトータルDVOA14.8%(7位)、オフェンス11.7%(6位)、パスオフェンス26.5%(5位)、ランオフェンス-1.2%(9位)、ディフェンス1.3%(22位)、パスディフェンス17.8%(27位)、ランディフェンス-20.6%(7位)、そしてスペシャルチームが4.3%(5位)となっている。「張子の虎」ランオフェンスが意外に健闘している一方、パスディフェンスは目を覆わんばかりの惨状が続いている。
Football Outsidersが出しているデータで遡れるのは1998年まで。過去8年間のスーパーボウル優勝チームを見ると、弱点のなかったチームはほとんどない。ラン、パスそれぞれのオフェンス、ディフェンスにスペシャルチームまでリーグ上位10位に入っていたのは1999年のSt.Louisと2005年のPittsburghくらい。2000年のBaltimoreはパスオフェンスが25位、2002年のTampa Bayはランオフェンスが27位。バランスが取れているように見えた2004年のNew Englandも実はスペシャルチームが16位だし、2001年のNew Englandに至ってはスペシャルチームを除けば全部二桁順位だ。一部に振るわない成績があるからといって、それだけで諦める必要はない。
ただ、この8年間だけ見るとディフェンス20位以下のチームがスーパーボウルに勝利した例はない。2001年のNew Englandでもディフェンスは15位だったし、最もディフェンス成績が悪かった1998年のDenverでもディフェンスは19位、パスディフェンスが24位だった。今よりチーム数の少ない時代の成績とはいえ、New Englandよりはマシ。加えてこの年のDenverはオフェンスでMinnesotaすら上回るDVOAを記録しており、今のNew Englandより圧倒的に強いオフェンスを擁していた。
New Englandが今後、スーパーボウルまで勝ちあがるためには何としてでもパスディフェンスを向上させることが不可欠。もし向上できなければ、その場合はオフェンスでリーグ最強を目指すくらいにならないといけない理屈だ。今シーズンは楽な相手との試合が多いためプレイオフへ出場できる可能性は高そうだが、その後で勝ち上がるにはどうにも力不足である。
コメント