Manning Milehigh

 Manningの行き先がDenverになった"http://www.nfljapan.com/headlines/31971.html"。まだ契約交渉が残っているようだが、これで来シーズンはキャリアのANY/A+が120(Manning)、118(Rivers)、105(Palmer)のQBが集まるAFC西が一気に競争の激しい地区となりそうだ。Cassel(97)とKansas Cityには今のうちにご冥福をお祈りしておこう。
 そのManningより先に行き先が決まったのがMatt Flynn"http://www.nfljapan.com/headlines/31954.html"。バックアップQBがGreen BayからSeattleへ行くのはHasselbeck以来か。一方、Flynnの取り合いで負けたMiamiはGarrardを獲得した"http://www.nfljapan.com/headlines/31975.html"。Flynnのような将来性(不確定性とも言う)はないが、GarrardのキャリアANY/A+は102であり、Henne(92)& Moore(94)よりは上乗せが期待できるという点で悪くない。
 一方、Manningの移動によっていきなり立場が不安定になったのがTebow。チームはトレードに出したがっているようだが、ANY/A+で93程度のQBを先発でほしがるようなチームがあるかどうかは不明。バックアップなら十分に需要はあるだろうけど、わざわざバックアップのためにドラフト権をトレードするチームがあるかと言うとこれまた怪しい。FA選手一覧"http://www.nfl.com/freeagency"でQBをチェックしてもまだAlex Smith、Donovan McNabb、Vince Youngら直近3年間のANY/A+がTebowを上回っている連中が未契約のまま残っており、彼らを採りに行けば十分。取らぬ狸になりそうな気がする。
 とりあえずQBを変えたいがいい選手を得られていないチームとしてはBuffalo、Jacksonville、Clevelandなどが思い浮かぶ、というかトレード先としてその辺を挙げている記事もある"http://www.nfljapan.com/headlines/31982.html"。しかしいずれも帯に短し襷に長し。むしろDenverに残ってManningの後を目指す方がTebowにとっては望ましいのかもしれない。
 逆にManningをとり損ねたチームはどうだろうか。San FranciscoはSmithとの契約を目指すのだろう。Smithも一度会ったMiamiがGarrardを得た状態では、具体的に行き先の案があるようには思われない。両者の間の不信感さえ何とかなれば再契約にいたる可能性は十分にありそうだ。でも私がSan Franciscoファンならこの機にSmithを切ってFAかドラフトで若手に賭けてみることを望むだろうな。Tennesseeは昨シーズンに続いてHasselbeckを使いつつLockerの成長を待つ戦略で行くしかなさそうに見える。
 
 New EnglandはGonzalez、Lloyd、Stallworthと相次いでWRと契約を結んだ。Welkerにもタグを貼り付けているのでやたらとWRばかり充実する格好になるが、補強すべきところはそこじゃないだろと言いたい気分が沸々と。
 New Englandの弱点はどこか。Advanced NFL Stats"http://www.advancednflstats.com/"のディフェンス選手スタッツを使って調べてみる。クラッチ能力を見る+WPAよりは平均的な能力を見る+EPAの方が将来予測には使えそうなのでそちらを使い、各ポジションでディフェンスの選手がリーグ全体の何番手に位置するかを調べた。対象はレギュラーシーズン。なお+EPAはディフェンス選手がチームにとってポジティブな結果を残したプレイのみを対象に積み上げた数字であり、ディフェンス全体の成績というよりビッグプレイを決めた成績と見た方がいい。
 DTの+EPA成績を見るとWilforkがリーグ4位、Loveが28位となっており、リーグでも上位のディフェンスだ。DEについても途中で怪我してしまったがCarterが9位、Andersonが25位となっており、こちらもユニットとしては優秀。DLは全体としてかなり頑張ったと言える。彼らほどではないが健闘していたのがCB。Arringtonが18位で、新人年に比べれば落ちたといわれているMcCourtyは35位だ。満足のいく成績ではないが、実は他のポジションよりマシだった。
 ダメだったのはLB。Ninkovichは27位、Mayoは31位(Mayoの方が下なのは他の選手のフォローに回ることが多かったためと見られる)とそこそこの成績だったが、Guytonは131位、Spikesは135位、Fletcherが138位と残りは全滅状態。最も酷かったのがSFで、Chungがかろうじて43位であり、Ihedigboは64位に低迷した。Chungより試合数の多いBrownにいたっては全体95位で、クビになったMeriweatherの後塵を拝する格好に。パスディフェンス崩壊をもたらした最大の要因がこのユニットにあったことは否定できないだろう。
 だが、ここまでNew Englandが補強したディフェンス選手はSan DiegoのGregoryと、CincinnatiのFaneneくらいだ。うちFaneneはリーグのDEの中で+EPAは49位、GregoryにいたってはSFで76位となっており、どう見ても現有戦力の向上にはつながりそうにない。一方、優秀だったDEの2人(CarterとAnderson)とはいまだに契約できておらず、要するにディフェンスの補強は全く進んでいないのが現状だ。
 過去のドラフト指名実績を見ても、ドラフトで即戦力のいいDBを取ることは期待薄だろう。にもかかわらずFAでの補強が進まないってことは、今のままだと来年もパスディフェンスの崩壊を見せられるってことを意味する。引き続きBradyの肩に過剰な負担がのしかかる様子が今から目に浮かぶ。
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