続Manning

 Manning関連についてさらにいくつか。彼をほしがっているチームはQBに問題を抱えているところだろう。彼らにとってみればMannigを入れることで勝ち星が増えるのが理想。では実際に現在のQB陣をManningに変えると何勝くらい白星が上乗せさせるのだろうか。Advanced NFL Stats"http://www.advancednflstats.com/"のWPAを使って調べてみた。
 Manningの2010年のRS成績(WPA+2.89)をもとに、各チームが2011シーズンからどの程度、成績の上乗せが期待できるかを調べてみた。最も素晴らしいのがSan Franciscoで、ただでさえ13勝もしたのが、Smithを外してManningを入れると15.7勝までアップ。四捨五入すればパーフェクトや、Smithなんかいらんかったんや。もっともSan FranciscoはSmithを外すつもりはないという。私がManningならぜひともSan Franciscoに行きたいと思うし、私がSFファンならぜひともManningに来てほしいと思うが、チームの考えがSmithにあるのでは苦しい。
 では次善の策としてはどこがあるのか。困ったことにJetsがある。8勝しかできなかった昨シーズンだが、SanchezをManningに変えればいきなり12.4勝まで跳ね上がることが期待できる。同地区のNew Englandとの対戦次第では地区優勝、シード1位すら期待できる成績ではないか。やっぱManning最高や、Sanchezなんかいらんかったんや、という結論には残念ながら賛同せざるを得ない。3年目になっても一向に成長しないSanchezにこだわるより、Manningで目先の勝利を追う一方、将来に備えて若手QBを新しく探すのが、このチームにとって一番いいんじゃなかろうかと思えてならない。後はチーム首脳陣のSanchezへのこだわり次第か。
 その次に来るのがArizona。ここも8勝から12.3勝まで勝ち星が増えるうえ、同地区のSan Franciscoが前年の成績を続けるとは思えない(Smithの問題、ディフェンスは本来不安定であることなどが理由)ことまで踏まえるなら、地区優勝の可能性は十分にある。現在いるQBを見てもKolbにSkeltonと、こだわって残す必要性が全く感じられないメンツばかり。私がManningなら、とりあえずこのあたりが落とし所と考えるかもしれない。7勝から11.2勝くらいまで躍進しそうなSeattleも候補の一つだろう。まさか彼らがManningよりTarvaris Jacksonを優先するとは思えないし。
 有力候補と言われているMiamiだが、ここは少々魅力に欠ける。Manningが来ても6勝チームが9.1勝になるくらいしか期待できないのだ。負け星が多いうえ、現状のQB陣が見た目ほど悪くないのが理由。Kansas Cityに至っては7勝から8.9勝までしか増えそうになく(Casselは意外と有能だった)、Washingtonはそもそも5勝しかしていないのでManningを入れてもやっと8.5勝にしかならない。チーム再建に協力する、という程度の貢献しかできないだろう。
 
 Manningが首のけがを抱えながらもなお現役にこだわるのは、やはりもう一回優勝したいという思いがあるからだろう。となればやはり理想はディフェンスの強力なSan FranciscoかJets。できる限りこの両チームのどちらかで決着するよう、粘り強く交渉したいところだ。しかし、それが無理な場合も考えておく必要がある。引退してしまえば優勝はできないのだから、必要ならArizonaあるいはSeattleあたりで妥協すべきだろう。どちらもディフェンスは中の上といったところだが、そのくらいはオフェンスの頑張りで何とかすべき。一方、頑張っても厳しそうな他の3チームについてはやめた方がよさそう。けがを押してまで残り少ないキャリアを賭けるべきチームには見えない。
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