NFL week3

 ラグビーW杯は結局1分3敗で終わったようだ。全敗しなくて済んだと喜ぶべきか、1つも勝てなかったと嘆くべきか、ラグビーに詳しくない私にはよく分からないが、成績的に4年前から全く進歩がないのは確かだろう。
 それよりもNFL。連勝記録はいつかは途絶えるものだが、今年のNew Englandは実に久しぶりにBuffalo相手に敗北した。年に1回はある(去年は珍しくなかった)Bradyの逆噴射試合だったんだが、Football OutsidersのQuick Reads"http://www.footballoutsiders.com/quick-reads/2011/week-3-quick-reads"によれば「best four-interception game」だそうだ。とはいえこれが敗因の一つであることは否定できない。自滅といわれても仕方ないだろう。
 もっとも自滅だろうと何だろうとBrady頼りにならざるを得ないのが今のチーム。何しろディフェンスが良かったわけではない、というかむしろNew EnglandのディフェンスはBuffaloディフェンスより悪かったと言ってもいい(DYARはBradyの99に対してFitzpatrickは122)。Bradyコケたら皆コケたというのはこの数年、繰り返し言っていることだが、今年も同じ台詞を言い続けることになりそうだ。やれやれ。
 試合全体のVOAも最悪に近く、シーズンVOAも先週の1位から5位まで急落"http://www.footballoutsiders.com/dvoa-ratings/2011/week-3-dvoa-ratings"。オフェンスはBradyの逆噴射にもかかわらず全体2位(パス1位、ラン6位)を維持したが、ディフェンスはとうとう30位(パス24位、ラン26位)にまで落ち込んだ。ディフェンスのドライブスタッツ"http://www.footballoutsiders.com/stats/drivestats"は堂々の最下位であり、相変わらず相手のオフェンスが全く止まらない様子が窺える。これだけ何年も同じことを言い続けなければならないってことは、おそらくチームのディフェンス構築能力自体に問題があるんだろう。Belichickはディフェンスで名を売ったコーチではあるが、はっきり言ってdefensive guruではない。
 New Englandに代わってVOAトップに躍り出たのはBuffalo。2番手はこれまた意外なTennesseeであり、Detroitが4番手に入り込んでいる。相変わらずかつてのAFC4強にはその面影もなく、Pittsburghは17位、San Diegoは23位、Indianapolisは27位だ。FOA2011での事前評価が高かったPhiladelphiaも22位と冴えない。事前予想なんて当たらないのが当たり前だが、7.1勝予想だったBuffaloの3-0という成績は、このまま行けば大ハズレになりそうな予感。
 Pro Football ReferenceのSRS"http://www.pro-football-reference.com/years/2011/"では引き続きDetroitが17.1でトップ、Buffaloは14.8の2位だ。3位には12.4のBaltimoreが入り込んできた。一方、悪い方で行くと最下位はKansas Cityの-25.3、St. Louisの-19.2、Seattleの-13.4、そしてIndyの-13.3と続く。Manningがいなくなったらチームとして機能しなくなると言われていたIndyだが、本当にそうなっているな。まあNew Englandも他人事じゃないけど。
 相変わらずの独自路線を歩んでいるのがAdvanced NFL Stats。現時点でのランキング"http://www.advancednflstats.com/2011/09/team-rankings-week-4.html"ではトップにNew Orleans、2番手にDallasと、他では見られないチームが上位に来ている。逆に他のランキングで上位に顔を出しているBuffaloは11位(4位のJets、5位のNew Englandよりずっと下)、Detroitも10位に過ぎない。これだけ独特なランキングを出すところはあまりない。
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