NFL Week1

 NFLでは第1週が終わり。いつものことだが、開幕週には色々と変な現象が起きる。Buffaloが完勝してみたり、Fitzpatrickがレーティングでリーグトップになったり、Pittsburghが完敗してみたり、Roethlisbergerのレーティングが52.9になったり。現時点では母数が少ないことによるランダムな影響が大きく出ているためだと見なしていいだろう。
 それでもデータが意味を持つ面はある。以前から書いている通り、ANY/Aと得点との相関は高い。と言うことは特定の試合ではANY/Aで上回った方が勝つ可能性が高いという意味だ。実際、開幕週の16試合を見ると、ANY/Aで相手を上回ったチームが勝ったのは14試合に達した。例外はTennessee @ JacksonvilleとDallas @ NY Jetsの2試合のみ。前者は2点差、後者は3点差で決まっており、ランダムな要素がANY/Aの差をひっくり返したと考えられる。
 このうち元々TennesseeのANY/A(6.15)とJacksonville (6.78)との間にはほとんど差がなかった。どっちが勝っても不思議ではない試合だったと見ていいだろう。本当の意味でANY/Aと逆の結果と言えるのはJets(6.46)がDallas(8.03)に勝った試合くらいだ。ANY/Aがチームの勝敗を見るうえでかなり参考になるデータであることが分かる。
 ただ、前にも書いた通りANY/Aは終わった事象の説明には向いているが将来予想には向かない。少なくともNY/Aの方が将来を見通すうえでは役に立つ。で、NY/Aで見ると上記2試合に加えてOakland @ Denverも「ひっくり返った」試合になる。Ortonが食らったインターセプトによって、NY/AとANY/Aの結果が逆転してしまった訳だ。
 そのNY/Aで各チームの攻撃力をランキングするとトップになるのが我がNew England。Bradyの鬼神の如き活躍がこの結果につながった訳だが、でもまあこのところ毎年のようにオフェンスの成績はいいのでそんなに違和感はない。面白いのはむしろ2番手以降だ。栄えある2位に入ったのはArizona。注目し続けてきたKolbにやっと脚光が。3番手には何とCarolina、4番手にDetroitと、ここらあたりには若手QBが集まってきた。ほぼ単なる偶然だと思うけど。
 惨敗ぶりが目立っていたPittsburghだが、NY/Aの全体順位は20位と見た目ほど攻撃は悪くない。Baltimore相手ならよく頑張った方だろう。むしろ勝ったとはいえ27位のPhiladelphia、見た目の数字もNY/Aも酷すぎた32位のMinnesotaあたりの方が気になるところ。ランで好き放題やっていたPhiladelphiaだが、Vickのパス成功率44%、YPA5.8ヤードという数字を見る限り、去年の彼は単なるone year wonderに過ぎなかったのではないかとの懸念が膨らむ。
 Football OutsidersのDVOAランキング"http://www.footballoutsiders.com/dvoa-ratings/2011/week-1-dvoa-ratings"は既に出ているが、Advanced NFL Stats"http://www.advancednflstats.com/"のランキングの方はまだ。Pro Football Reference"http://www.pro-football-reference.com/"のSRSも1試合しかしていない時点では出てこないだろう。
 
 さてちなみにANY/Aで負けながら試合に勝ったJets。実は去年も似たような展開が多く、プレイオフを含めた19試合のうち、実に5試合で「ANY/Aで負けながら試合に勝利」している。一方、ANY/Aで勝ちながら試合に負けたのは2試合(AFC Championship含む)。あきらかにツキに恵まれた1年だったということが分かる。
 この手のツキというのは、翌年になれば平均への回帰を見せるのが一般的傾向。にもかかわらず今年は既にANY/Aで負けながら勝利した試合が1つ出てきた。となると今後はANY/Aで上回りながらも敗北する試合がこの後1試合くらいは出てくる可能性を踏まえておいた方がいいんだろう。NFL.com"http://www.nfl.com/"ではDallas戦をcaptain comebackともてはやしていたが、本来アメフトは先制有利のゲーム。もっと安定して勝ち星を稼ぎたければ特にオフェンスのANY/A向上が必要と思われる。
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