アメフト世界大会6

 トロイのカサンドラーではないが、不幸な予言は当たってもうれしくない"http://www.ifaf.info/"。いや、むしろANY/Aで見た実力差を考えるならよく頑張った方といえるか。でも日本側が勝つために全力を尽くしたようには見えないところが問題。ざっとみて思ったところを指摘しておく。
 
 ●微妙すぎるスペシャルプレー: 実力差で負けているから何とかしたいという思いがあったからなんだろうが、オンサイドキック(失敗)にしてもフリーフリッカー(成功)にしてもパントフェイク(失敗)にしても、すごく危なっかしいプレイにしか見えなかった。つまり全然相手の裏をかけてなかったってこと。第1戦でいきなりFGフェイクからのTDを見せてしまったのがここにきて影響している可能性がある。そもそもこういう余裕のないプレイ選択せざるを得なかった実力差を嘆くべきか。
 ●臆病なプレイ選択: 3Qで2回、カナダ陣深くまで攻め込む場面があった。でもどちらも保守的なランプレイばかりを繰り返し、結局FGに。4Qに上げたTDのように相手陣2ヤードまで迫っていればランで行くのもいいと思うが、まだ10ヤードほど残っている状態でパスを選択肢に入れずランばかりではそりゃ実力が上の相手に勝つことはできない。どうせスペシャルプレーやりまくっているんだから、あの局面でも失敗覚悟でパスを投じ7点を取りに行くべきだったんじゃないのか。それができなかったのはおそらく以下の理由。
 ●高田: 確かにロングパスを決める場面もあったし、スクランブル能力を生かしてFDを取る場面もあったが、正直レシーバーとタイミングが合っているようには見えなかった。最後のドライブなどは過去2試合で何度も見た場面を改めて見せられる結果に。彼については前から問題だと指摘していたが、予想通りに点の取り合いになった場面で彼に足を引っ張られることになった。そういうQBがエースを務めざるを得ない点がこのチームの限界であり、最後のドライブで高田を切って東野に賭けてみようという判断のできなかったコーチングスタッフの限界でもある。
 ●ディフェンス: 最後にでかいパスを通されたうえに、ランでも何度もビッグゲインを許していた。過去の日本のランディフェンスは単に相手が弱かっただけのようだ。もっともこちらは最初から覚悟していたことなので、さして落胆もしなかった。むしろ初サック、加藤3度目のインターセプトなど、予想以上に頑張っていた面も。意外な接戦になったのは彼らのおかげかもしれない。
 
 今回はオーストリアのテレビ局が女子テニスを延々と流していたため、スタジアムにいた人が流していたUSTを見る羽目になった。遠距離からの映像だったので、もしかしたら上に書いたことがいささか正確でない可能性がある。間違っていたら謝ろう。
 で、またも中1日で今度はメキシコ戦。あのアメリカを17点に抑えたメキシコのディフェンスは侮れない。一方のオフェンスはオーストラリア戦を除けば正直冴えないだけに、勝機があるとしたらここ。つまり日本のディフェンスがどこまで踏ん張れるかになるんだが、残念ながら日本のディフェンスは強みじゃなくて弱点だ。となると日本のオフェンスにメキシコの強力ディフェンスを切り裂いてもらうしかないんだけど……(ため息)。
 4位になったら恥だといい続けてきたが、そうなる可能性を視野に入れておいた方がよさそうだ。森HCは日本でもトップクラスの有名なアメフトコーチだが、その人材を使っても4位しか取れないのだとしたら、これは4年後も相当ヤバいと考えておいた方がいい。
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