アメフト世界大会はAグループの2試合目が行われた。オーストラリアは1試合目よりも悲惨な点(65対0)で敗北。ってことはメキシコはそれほど弱くなく、ドイツが強いってことなのか。でもドイツは米国相手に48対7とこちらも惨敗している。即ち米国は滅茶苦茶強い、という結論になってしまう。
Bグループでは予想通りカナダがフランスを破っている。こちらは45対10と日本よりはましな展開だったが、日本と同様に相手にリードを奪われる場面もあった。どうも強いと思われている米州及びアジアの4カ国のうち、米州以外はまだそれほど圧倒的な強さを見せていない状態だ。
試合数がまちまちな状態ではあるが、一応ANY/A"
http://www.pro-football-reference.com/about/glossary.htm"も調べてみた。これまでの6試合においてANY/Aと得点との相関性は0.92に達しているので、実力を見るにはちょうどいいだろう。オフェンスのANY/Aについてランキングをすると以下のようになる。
USA 12.70
Canada 9.65
Mexico 7.85
Japan 6.85
France 5.17
Germany 3.05
Austria 2.52
Australia 0.51
USA 1.88
Mexico 2.27
Japan 2.52
Canada 5.17
Germany 6.59
Austria 6.85
France 9.65
Australia 12.50
見ての通り、カナダとフランスが順位を下げ、かわりにいくつかの国が一つずつ順位を上げており、トップの米国と最下位のオーストラリアを除けば順位が入れ替わっている。となるとオフェンスやディフェンスのどちらか一方だけで実力を判断するのは拙いだろう。オフェンスANY/AからディフェンスANY/Aを差し引いた数値で実力を調べてみると、以下のようになる。
USA 10.82
Mexico 5.59
Canada 4.48
Japan 4.33
Germany -3.54
Austria -4.33
France -4.48
Australia -11.99
えー、意外にオーストリアは強かったようだ。まさかフランスより上の評価になるとは思わなかった。となるとカナダと日本のどっちが実力があるかはきょうのBグループ2試合目を見てみないとはっきりとは断言できそうにない。ただ、現時点でどちらもメキシコすら下回っているのはヤバいだろう。まあそのメキシコも米国に比べれば月とすっぽん状態なのが物悲しいところだけど。
追記
なおラン関連の指標と得点との相関性も調べてみたが、NFLよりも高めの数字が出てきた。まあたった6試合分だから何があっても不思議はないし、それに高いといってもANY/Aよりは低く、YPCで0.85だった。なおこれもチーム別の実力を調べると上から米国、メキシコ、カナダ、日本の順番となる。
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