HAYABUSA BACK TO THE EARTHの劇場版"
http://www.warnermycal.com/event/hayabusa/"を見た。プラネタリウムで上映しているやつ"
http://www.live-net.co.jp/hayabusa-movie/"を劇場用に変えたものだ。基本は同じだが、はやぶさの帰還後に映像を追加(修正)した帰還バージョンなるものが作られており、そちらの方を劇場用に加工したのだとか。
実はプラネタリウム版を昨年見ており、内容はほとんど知っていた。それをわざわざ見に行ったのは帰還バージョンで付け加えられた映像を見るのが目的。また、プラネタリウム版よりは映像がきれいになっているそうなので、それを確認する意味もあった。
確かに映像はきれいだった。はやぶさの外面に映りこんだ地球の映像や、イトカワ着陸後の外装についた土ぼこりなど、プラネタリウムで見た時よりも非常にはっきりと見えた。一方でプラネタリウムで見た時のような迫力に欠けていたのも否定できない。頭上を覆う映像全体が動いていたプラネタリウム版では乗り物酔いしそうなほど臨場感があったが、平面に映し出される劇場版ではそういう感覚は味わえなかった。
そして追加映像、つまりはやぶさが大気圏に突入する場面だが、見ていて事前に想像したのとは異なる感情がわきあがってきたのには驚いた。ネットの感想を見ると「泣けた」という声が多いのだが、私が感じたのは、一種の爽快感。太陽電池パネルが吹っ飛び、本体がばらばらに砕けていくシーンを見て快哉を上げたくなったのである。自分でも良く分からないんだが、もしかしたら一種の破壊衝動を満足させられた場面だったのかもしれない。映画の爆発シーンを見る観客の気分だったんだろう。
あとはウーメラの砂漠に着地するシーンも描かれていたが、あんなにゆっくりと降りてきたんだろうか。何だか空挺部隊のパラシュート降下の方がよほど激しく地面にぶつかっているような気がするんだが。
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