こうのとり、IKAROSなど

 宇宙ネタをさらにフォロー。HTVこうのとりは無事にISSと結合した"http://www.jaxa.jp/press/2011/01/20110128_kounotori2_j.html"。面白いのは、現在世界各国から補給機やら何やらが相次いでISSと接触していること。28日にはロシアのプログレスが打ち上げられており、日本時間30日にISSとドッキングする"http://www.sorae.jp/030804/4282.html"。最大6機が勢ぞろいする可能性もある"http://www.asahi.com/special/space/TKY201101250474.html"そうで、これはなかなか盛り上がる。
 またikarosは定常運用を終了した"http://www.jaxa.jp/press/2011/01/20110126_sac_ikaros.pdf"。ミニマムサクセス、フルサクセスとも完了または達成しており、プロジェクトの成功度合いとして見ればあかつきはもとよりはやぶさと比べても高い水準を達成したプロジェクトだと言えるだろう。大学院生を含む若い人中心にこれを成し遂げたという点も素晴らしい。
 もちろんこれでikarosの運用が終わるわけではなく、今後はエクストラミッションをやることになるようだ。今後はスピンレートを広範囲に変化(ゼロにするような実験にも取り組むらしい)させるなど、より大胆な運用をするつもりだとか。今までほど頻繁に情報が入ってくることはなくなるだろうが、引き続き楽しむことはできるだろう。あと、広報実証機としての活動も続けているようで、先日本屋でこんなもの"http://www.amazon.co.jp/dp/4904260724"も見かけた。
 ソーラーセイル第一号となったikarosだが、今回第二号が宇宙でセイルを展開。NASAのNanoSail-Dが米国時間1月20日に地球周回軌道上で帆を広げたのだ"http://science.nasa.gov/science-news/science-at-nasa/2011/24jan_solarsail/"。この機体、本来は昨年12月にセイル展開をする予定だったが、母衛星からうまく宇宙空間に放り出されなかったという。失敗に終わったかと落胆していたところ、何のきっかけか不明だが今年になっていきなり宇宙に飛び出してきたらしい。ある意味、こちらの方がはやぶさと似ている。
 NanoSail-Dは(ikarosの真似かどうか知らないが)かなり愉快なツイートをしているようで、おかげで日本の某掲示板でも「なのっち」と呼ばれ親しまれているらしい"http://www37.atwiki.jp/triviaplus/pages/46.html"。Planetary Societyが計画しているLightSail-1"http://www.planetary.org/programs/projects/solar_sailing/lightsail1.html"も昨年末の打ち上げ予定だったが、こちらはまだ打ち上げられていない模様。近いうちに3つめのソーラーセイルが宇宙を舞うことを期待しよう。
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