New Englandは敗北したが、元々あまり強さを感じていなかったので負けてること自体は不思議じゃない。ただClevelandに負けたのは予想外だ、と最初は思ったんだがよく考えれば相手はQBが新人でRBも過去2年間はプレイ回数がかなり限定されていた選手。そういやNew Englandは初物に弱いんだったっけ。 にしてもやはり懸念し続けていたディフェンスがここにきて馬脚を現したな。Hillisに走られまくったのも酷いが、それより新人QBに7割以上のパスを通されてYPAで9ヤード超を許すパスディフェンスは悲惨の一言。シーズン当初に書いていたことを今でも繰り返しているんだから、状況は一向に改善していないと見るべきなんだろう。こりゃ来週から、というか既に始まっている今週からの最もハードな2週を乗り切れるかどうか険しくなってきた。 ではオフェンスは? 20点未満だから落第点とも言えるんだが、一方でBradyのDPAR"http://www.footballoutsiders.com/quick-reads/2010/week-9-quick-reads"は130と今週全体では6位の好位置につけている。確かにパス成功率は5割強と冴えないしYPAも6ヤードちょっとで全然ダメなんだが、要するに3rd down longが多すぎたことなどが理由だったそうでDPAR的な観点ではそれほど悪くなかったようだ。シーズン通算"http://www.footballoutsiders.com/stats/qb"で見ても、途中Mossを失いながらDVOAは30.8%とリーグ2位をキープ。頑張ってはいる。 でも彼が普通に頑張るだけではこのチームは勝てない。ディフェンスが通常運営である限り、彼が異常なほどの好成績を収めて初めなければ勝ちが見えてこないのがこのチームだ。このところディフェンスが通常よりいい状態にあったためBradyへの負担は減ったが、これでまたシーズン当初の状態に戻ったと考えていいだろう。やれやれ。 DVOAで見るとチームオフェンスはパスが2位に落ちたがランは3位をキープ。一方ディフェンスはパスが相変わらず27位のうえ、これまでまだ頑張っていたランが25位へと急落。DVOAもプラスになってしまった。パスターゲット別にみても相変わらず3番手以下のWRを除けばかなり好きなようにやられており、そのザルっぷりが窺える。まあMcCoyにあれだけやられたんだから当然といえば当然の結果だろう。
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