NFL第6週

 NFLではbye明けのNew EnglandがOTで勝利。今年のBaltimoreは結構強いと思うが、どうもNew Englandとは相性が悪いようだ。Brady自身の成績もよくなかったが、これまた相手を考えるなら仕方ないってところ。むしろよく終盤追いついたというべきか。とりあえず1敗を維持しつつシーズンもそろそろ中盤入り、なんだが現時点で1敗チームが3つだけって何事?
 それでも苦戦の結果、ゲーム内容は悪かったようで、Football Outsidersのランキング"http://www.footballoutsiders.com/dvoa-ratings/2010/week-6-dvoa-ratings"ではこれまでの1位から3位に転落。代わりにClevelandを一蹴したPittsburghが1位に、なぜかGiantsが2位に入っている。この2チームも含め上位4チームはいずれもディフェンスのチーム(ディフェンスDVOAランキングが1~3位)なのに対し、3位のNew Englandはオフェンス型だ。他のオフェンス頼りチームが今一つな順位にあるのを見ても、今年はディフェンス優位に見える。
 New Englandのディフェンスは27位(14.3%)と相変わらず。パスディフェンス27位(27.2%)、ランディフェンス18位(-3.6%)となっており、要するにパスディフェンス絶賛崩壊中だ。先発WR2人とTEに好き放題やられているようで、シーズン当初からあまり変わっていない。結果だけは引き続き頑張っているものの、先行きを考えると厳しそうな印象しかしないのはByeが過ぎても同じ。
 オフェンスは(これまた相変わらず)トップ。2番手のHoustonに5ポイント近い差をつけて絶好調、というべきか。パスオフェンスもトップ(52.7%)だがこちらはすぐ後にDenver(51.2%)が迫っている。Ortonすげー。ランオフェンスもHouston、Philadelphiaに次ぐ3位(25.8%)で、要するにスクリメージのこっち側には何も文句をつけることはない。今週の試合だけだとBradyのDYARは48と全体18位に低迷しているが、この程度なら許容範囲だろう。トレードで来たばかりのBranchとも上手く行っているようで何より。またGreen-Ellisに続いて今週はDanny WoodheadがRBのDYARで4位(35)に入った。バックスが有能というよりラインが強いんだと思うが。
 
 他チームを見ると注目といい続けていたKolbがやっと期待された能力を発揮。DYAR157は全体2位だ。ひたすら投げまくっているSchaubがトップ、Breesが3位に入っているなど、今週も上位メンバーは比較的安定している。逆に悪い方を見るとSanchez(-23)、Garrard(-5)など予想通りのメンバーに加え、今週はRyan(2)とRivers(-3)の調子が振るわなかったことが判明。Campbellもこりゃ先発の仕事を失いそうな状況だな。勝ったとはいえFavreも相変わらずで、Minnesotaも今年はダメそうだ。
 新人ではColt McCoyがいよいよ登場。相手がPittsburghだったがそこそこ頑張った成績(DYAR62)を残している。というより新人でいきなりDYARプラスは今年のQBの中では出色の出来じゃなかろうか。Bradfordも試合に出でこちらもDYAR62。チームもまだまだ勝利を狙えるポジションにいるので、ファンはしばらく楽しめるだろう。
 にしてもこの段階でNFCで全勝どころか1敗チームまでなくなるとは予想外。逆に全敗チームも減ってきた(BuffaloとCarolinaのみ)ので、今年は全体に混戦模様と見るべきか。
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